渋野日向子 悪夢の17番パー3で雪辱パー 前日池ポチャ4発で10
「米女子ゴルフ・全米女子プロ選手権・最終日」(27日、アトランタ・アスレチックC=パー72)
通算6オーバー68位で出た渋野日向子は、6バーディー、1ボギーの67で回り、通算1オーバーでホールアウトした。現時点で首位と16打差の暫定49位で、東京五輪代表の日本勢2番手は稲見萌寧で決定的になった。
渋野は現地時間午前7時45分(日本時間27日午後8時45分)にアウトからスタート。2番パー5で5メートル弱を決めてバーディー先行。4番パー3、5番パー5、6番パー4と3連続バーディーを奪った。8番パー4は3パットでボギーとしたが、9番パー4も第2打を1メートルにつけ、五つ目のバーディーを決めた。
後半インも15番パー3のバーディーで伸ばし、悪夢の17番パー3を迎えた。前日の第3ラウンドでは池ポチャ4連発で9オン1パットの「10」をたたいた。この日は実測148ヤードで左端のピンに対し、グリーンセンターに1オン。2パットのパーで“リベンジ”を果たした。
現地の日本人をはじめ多くのギャラリーが付いていたが、1オンに成功すると大きな拍手が湧き起こった。渋野も会心のシブコスマイルで応えていた。
第2ラウンド終了後にコロナ陽性反応が出た帯同キャディーの藤野圭祐氏はこの日も復帰できず、地元のユセフ・ワゼールディン氏が第3ラウンドに続いて渋野のバッグを担いだ。