中島啓太 初V!最終日中止、通算10アンダーで逃げ切り「素直にうれしい」
「男子ゴルフ・日本アマチュア選手権・最終日」(2日、大利根CC=パー72)
荒天によるコースコンディション不良で中断した後、天候の回復が見込めないため中止となった。大会は54ホールに短縮され、第3ラウンドを終えて通算10アンダーで首位だった中島啓太(21)=那須小川=の初優勝が決まった。中島は日体大3年生で2018年アジア大会2冠の実績を持つ。出利葉太一郎(筑紫ケ丘)が2位。国内ツアー17勝の石川遼の弟、航(日体大)は30位だった。
2015、17、19年と過去に3度も2位に甘んじていた中島が、ようやくアマチュア日本一に輝いた。最終日は競技中止となったが「ゴルフ人生において取らなくてはいけないと思っていたので、素直にうれしい」と喜びをかみしめた。18年のアジア大会で個人と団体で金メダルを獲得。最新のアマチュア世界ランキングは1位だ。次戦は8月の全米アマチュア選手権。「松山さんのマスターズ優勝もあるし、日本のゴルフは注目されている」と奮闘を期した。