今平周吾 通算8アンダーで今年初首位 復調の予感!秘けつは“脱・筋トレ”

 「男子ゴルフ・日本プロ選手権・第2日」(2日、日光CC=パー72)

 春先から不振だった今平周吾(28)=フリー=が66をマーク、通算8アンダーにして首位に躍り出た。前日7位の石川遼(29)=CASIO=も3つ伸ばして通算7アンダーで3位に浮上。東京五輪日本代表の星野陸也(25)、出場3戦連続優勝がかかっていた木下稜介(29)=ハートランド=は予選落ちした。

 いよいよキングの登場だ。2季連続賞金王継続中ながら、今年は調子が上がらないまま夏を迎えた今平が、6バーディー、1ボギーと5つ伸ばし、今年初めてトップに立った。「この2日間はアイアンが完ぺきでした」。最終9番パー5は2打目をグリーン奥に外しながらピン近くに寄せ、首位がかかるバーディーパットも読み切った。

 復調の原因は、最近の流行を逆行する脱・筋トレだ。日本で石川遼、米国でブライソン・デシャンボーらがトレーニングで増量し、飛距離を伸ばした。多くの選手がその成功例にならい、今平も一時は1時間30分のプログラムを週に2~3度実践していた。だが、どうもしっくりこなかったという。

 「力が強くなると、インパクトで力が入ってしまう。感覚がうまくアジャストできなくなった」。今は“ほどよく”という程度。「上体の力が抜け、かえって飛距離が伸びた。今はよかったときの感覚になった」という。体重は筋トレ最盛期より2キロ減って67キロに戻った。

 東京五輪のゴルフは地元・埼玉の霞ケ関が会場だけに、代表入りを熱望していた。だが、春からの不振が響いて現在は世界ランクで日本勢5番手の133位まで落ち、夢に終わった。「決まったものはしょうがない。次の目標に切り替えた」。それは青木功、尾崎将司(2度)、片山晋呉に続く3季連続賞金王。この大会から快進撃を再開させる。

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