池田勇太が会心ショット首位浮上 思い出の地で躍動「やっていて気持ち良かった」

 「男子ゴルフ・日本プロ選手権・第3日」(3日、日光CC=パー71)

 ツアー通算21勝の池田勇太(35)が14位から7バーディー、ボギーなしの64をマークして通算12アンダー、201で首位に立った。1打差の2位は66と伸ばした稲森佑貴。金成ヒョン(韓国)が通算10アンダーの3位、さらに1打差の4位で岩田寛と小野田享也が続いた。片山晋呉が8アンダーの6位、前日首位の今平周吾は72で7アンダーの7位に後退した。石川遼は74で4アンダーの27位。

 2009年大会の覇者、池田が思い出の地で、2020年からの鬱憤(うっぷん)を晴らすようなプレーを披露して首位に立った。14位からボギーなしでバーディーを七つ積み上げ「やっていて気持ち良かった。3日間、ショットが非常にいい形で打てている」と舌も滑らかに語った。

 前半で四つ伸ばすと、後半も止まらない。11番で4メートルを決めて2桁アンダーにし、15番でも伸ばした。パー4の17番は残り105ヤードからの第2打をピンの上20センチにつける会心のショットを披露し、大歓声に包まれた。

 20年から優勝争いに加われず、もやもやが続いた。さらに、選手会事務局長として準備に奔走した大会開催を5月に成功させ「ふぬけになっていた」。もう一度、自分にスイッチを入れる-。日光に乗り込んできたベテランは「自分自身も楽しみ」と腕まくりして最終日を迎える。

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