松山英樹がコロナ陽性「一日も早く復帰できることを…」 全英、五輪への影響懸念も

 第1ラウンド、13番でラインを読む松山英樹。2アンダーでホールアウトしたが…=7月1日、デトロイトGC(共同)
 第2ラウンド、スタート前に棄権した松山英樹の名前が外されたボード(共同)
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 米男子ゴルフツアーは2日、松山英樹(29)=LEXUS=が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示し、ロケットモーゲージ・クラシックの第2ラウンド前に棄権したと発表した。松山は雷雨で3時間15分中断した影響で日没サスペンデッドとなった第1ラウンドを2アンダーの56位で終えていた。今後は15日開幕の全英オープン選手権、29日にラウンドが始まる東京五輪が控えており、影響が懸念される。

 現地時間の午後1時10分。第2ラウンドのスタートに松山の姿はなかった。新型コロナウイルスの検査に陽性反応を示したため、棄権が決定。松山はツアーを通じて「棄権しなければいけないのはとても残念です。自身と周囲の人々の安全と健康に必要な全ての予防措置をとります。一日も早く回復し、試合に復帰できることを楽しみにしています」とコメントした。

 第1ラウンドを2アンダーの56位で終えた松山は「もう少しドライバーショットをよくしたい」と第2ラウンドでの巻き返しを誓っていた。同組だったフィル・ミケルソン(米国)は「全英オープンに出場できることを願っている」と松山を気遣い、「僕たちはコロナに感染する可能性がとてもある。ワクチンを受けていても完全ではない」と率直な思いを口にした。

 米ツアーによると、松山が全英オープンに出られるかどうかは大会を主催するR&Aが判断する。29日には日本代表として臨む東京五輪の第1ラウンドが控えており、影響が懸念される。

 ジョン・ラーム(スペイン)は6月5日のメモリアル・トーナメント第3ラウンド終了後に陽性で棄権を強いられたが、同17日開幕の全米オープン選手権の出場を許され、メジャー初優勝を果たした。日本男子初のメジャー優勝を成し遂げた4月のマスターズ・トーナメントに続くビッグタイトルを狙う松山。今は早期の回復と復帰をただただ祈るしかない。

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