渋野日向子 稲見から学ぶ「ヘマをしないゴルフ」と絶賛「見習わないといけない」

 談笑しながらフェアウエイを歩く(左から)稲見萌寧、渋野日向子、小祝さくら(撮影・開出牧)
2番、バーディパットを決めた渋野日向子はギャラリーの声援に笑顔で応える=茨城・イーグルポイントGC(撮影・開出牧)
 4番、ティーショットを放つ渋野日向子(撮影・開出牧)
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 「女子ゴルフ・GMO&サマンサ・カップ・第1日」(16日、イーグルポイントGC=パー72)

 国内ツアー復帰戦となる渋野日向子(22)=サントリー=は3バーディー、2ボギーの1アンダー71で回り、首位と8打差の46位スタートとなった。

 今年5勝で東京五輪代表の稲見萌寧、今季3勝で賞金ランキング1位の小祝さくらとの注目組でラウンド。開幕前日の15日、渋野は「今年かなり勝ちまくっている二人なので、吸収できるものは参考にして自分も取り入れたい」と話していた。

 大会連覇を狙う小祝は5オーバー77で113位と大きく出遅れたが、稲見は4バーディー、ノーボギーの68で10位発進。この日、実際に二人とのラウンドを終えた渋野は「さくらちゃんは今日は調子が悪そうだったけど、萌寧のゴルフは今日もノーボギーで、落とすところがない。ヘマをしないゴルフ」と大絶賛した。

 「ドライバーも外してはいけないところに外さない。アイアンも2番とか乗っていないところは手前の花道だった。そこからのアプローチはほかのラフに比べたら難しくないし、しっかりパーを取っている。外してはいけないところに外さないゴルフが、彼女はすごくできていた」と脱帽した。

 稲見の強さの要因を的確に指摘し、「そこは見習わないといけないと勉強させられた。パー5でもしっかりバーディーを取るゴルフができている。今日は私は1オーバーなので、そこで差を感じました」と素直に認めていた。

 渋野自身も「スコアの割には納得のいくゴルフができた。(隔離生活の)2週間のブランクの割には頑張っていた」と胸を張った。ただし、首位とは8打差。「追い付くには自分がビッグスコアを出さないといけない状況にあるけど、今日のようなゴルフができ、パッティングが入れば、ちょっとずつ伸ばせると思う」と前向きに話した。

 「もう少し攻められるところは攻めるゴルフができればいいと思っている。明日のピンポジション次第ではもっと強気のゴルフができたら」と大逆襲を見据えていた。

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