松山英樹 5カ月ぶり予選落ち 五輪疲れ抜けきれず「休みが増えたと思って…」
「米男子ゴルフ・ウィンダム選手権・第2日」(13日、グリーンズボロ・セッジフィールドCC=パー70)
松山英樹(29)=LEXUS=が5カ月ぶりに予選落ちした。第2Rも4バーディー、3ボギーの69と伸ばしきれず、通算2アンダーで75位。カットラインに1打届かなかった。小平智(31)=Admiral=も通算2オーバーの132位で決勝に進めなかった。通算14アンダーに伸ばしたラッセル・ヘンリー(米国)が前日からの首位を守った。
松山は東京五輪から3連戦目。疲労が抜けきれなかった。前半の12番で1メートル強のパーパットを外しリズムに乗れず、終盤に3バーディーを決めたが、カットラインには届かなかった。3月以来今季4度目、4月にマスターズを制してからは初めて予選で姿を消した。
7月にコロナに感染し、病み上がりの状態で日米間の長距離移動や炎天下のプレー、前週まで2戦連続でのプレーオフと、過酷な闘いを強いられた。久しぶりの予選落ちに「(ショットが)全然駄目。休みが増えたと思って、来週頑張ります」と言葉少なに話す姿にも疲れが漂った。
次週からは米ツアーの年間王者を決めるプレーオフシリーズに突入する。シリーズは全3戦で、最終戦には30位までしか進めない。松山は現在14位で、日本人初の年間王者になれば、賞金1500万ドル(16億3500万円)を得られる。