畑岡 五輪9位切り替え目標達成だ 5年以内メジャーVラストチャンス「頑張りたい」
女子ゴルフの今季メジャー最終戦、AIG全英女子オープンは19日(日本時間同日午後)から英国北東部のカーヌスティ・リンクスで開幕する。18日は各選手が最終調整し、畑岡奈紗(22)=アビームコンサルティング=はプロ転向時に立てた「5年以内にメジャー制覇」の目標達成へのラストチャンスとなる今大会への意気込みを口にした。日本勢はほかに渋野日向子、笹生優花、原英莉花らが参戦する。
ゴルフ人生を懸けて臨んだ東京五輪は9位に終わった。畑岡は「プロになる前からの目標。自国開催のオリンピックに出ることは二度とないと思うので悔しいし、もっとできることがあったのではないかと考えることもあった」と明かした。
茨城県内の実家で約1週間、心身を癒やし渡英。「終わってしまったことは仕方ない。プロ転向時に『5年以内にメジャータイトルをとる』という目標も立ててきた。今大会が最後(のチャンス)。頑張りたい」と気持ちを切り替えた。
これまで海風が吹くリンクスでは本領を発揮できず、昨年は3度目の出場で初めて予選を通過し64位。今回は屈指の難度で知られるカーヌスティが舞台。「自分の感覚と、実際にボールが転がる距離に意外と差がある」と練習ラウンドで感触をつかんだ。
五輪に続き世界1位のネリー・コルダ(米国)と同組。金メダルを獲得した強豪を「一番のライバル」と意識する。五輪最終日は腰痛でコンビを断念した専属キャディーのグレッグ・ジョンストン氏も再合流し、「2人で全力を尽くしたい」と意気込んだ。