古江彩佳が大前進「67」 圧巻5バーディー、ノーボギーでカットラインから巻き返し
「女子ゴルフ・AIG全英女子オープン・第3日」(21日、カーヌスティ・リンクス=パー72)
古江彩佳(21)=富士通=が45位から5バーディー、ボギーなしの67と伸ばし通算5アンダーで終えた。23位で出た畑岡奈紗は前半に2つ伸ばした。2年前に優勝した渋野日向子は12位から出て1、4、6番でバーディーを奪った。全米女子オープン覇者の笹生優花は5アンダーの2打差5位からスタート。
古江が尻上がりに調子を上げてきた。バーディーを5つ奪い、ボギーなし。67のビッグスコアをマークし、ホールアウト時点で5位まで順位を押し上げ「まさか5アンダーで回れるとは思わなかった。すごくよかった」と声を弾ませた。
初日は2オーバー90位と出遅れたが、2日目は2つ伸ばしてカットラインぎりぎりの45位で予選を通過。この日は小雨が降る中でのラウンド。「フェアウエーが雨でも硬い。日本と全然違うところなので難しい」と振り返るが、得意のショットで4番で2打目をピン右30センチ、7番は右上50センチにつけて楽々バーディーを奪う。13、14番で連続バーディー、難関の17番パー4でもバーディーを決めた。
最終18番は予選は2日連続でボギーをたたいている苦手ホール。「第2打を打つ時にちょっと頭をよぎって、トップになってしまった。でもラッキーにも池を越えてくれたので良かった」。なんとかパーで切り抜け、胸をなで下ろした。
東京五輪の代表争いで1学年上の稲見萌寧に競り負けたが気持ちを切り替え、7月に渡欧。2度目のメジャー挑戦となったエビアン選手権では、初めて決勝ラウンドに進み4位に食い込んだ。
「明日も変わらず自分のプレーを落ち着いてできればいい」。最終日も自然体を貫く。