金谷拓実が8位浮上 ハンバーグパワーで復調!海外帰り生かし上々の国内復帰戦
「男子ゴルフ・長嶋茂雄招待セガサミー杯・第3日」(21日、ザ・ノースカントリーGC=パー72)
5月からの米国、欧州遠征が不調に終わり、今大会が仕切り直しの国内復帰戦となるスーパールーキー、金谷拓実(23)=Yogibo=が66と復調し、通算10アンダーに伸ばして8位に上がった。大好きなハンバーグを食べ、最終日に8打差からの逆転を狙う。上井邦裕が7つ伸ばして通算18アンダーとし、前日からのトップを堅持。今季はシード権を持たないプロ17年目のベテランが、ツアー初優勝を目指す。
食材の宝庫、北海道の試合でも金谷はチェーン店のハンバーグを食べ続けている。この日のプレーもブレないスタイルで38位から一気に浮上した。
5月からの海外遠征では、メジャー2試合で予選落ちするなど打ちのめされた。日本で練習を再開してもグリーン上の感覚をつかみきれなかった。だが「前日は夕食までずっと練習とトレーニングをしていた。だいぶ改善できたかな。きょうは海外の難しいコース、特に風の強いリンクスでの経験を生かせた」と笑顔も見せた。
その金谷の行きつけは、全国展開している「びっくりドンキー」。アマチュア時代の19年11月に三井住友VISA太平洋マスターズで優勝したときは、会場近くの店舗へ毎日のように食べに行っていた。20年の同大会でも験を担いで何度も通ったところ、翌週のダンロップフェニックスで優勝。すると、チェーンの運営会社から食事券が届いたという。
海外遠征中に現地のハンバーグも食べてみたが「やっぱり日本の方が好き」とのこと。お気に入りはチーズハンバーグ。「ちょっと飽きてきたけれど、きょうも同じ物を食べようかな」という。ちなみに、チェーンを運営する「アレフ」社の本社は会場にほど近い札幌市。勝てば、また食事券が…?