松山英樹 苦し25位後退 波激しく最終18番トリプルボギー
「米男子ゴルフ・ノーザントラスト・第2日」(20日、リバティーナショナルGC=パー71)
日本人初の米ツアー年間王者を目指す松山英樹(29)=LEXUS=は68で通算5アンダーに伸ばしたものの15位から25位に後退し、首位との差も7打に広がった。9バーディーを奪いながら3ボギー、1トリプルボギーと出入りが激しく、ラウンド後は無言だった。世界ランキング1位のジョン・ラーム(スペイン)が通算12アンダーとし、前日からのトップを守った。
松山は最終18番パー4で右バンカーからの第2打がさらに右へ飛び出し、フェンスを越えてOBゾーンへ。5オンさせたが、ピン下4メートルのダブルボギーパットも届かなかった。
17番まではショット、パットともさえ、9バーディーを決めた。残り198ヤードを30センチにつけた7番を含め、5番から5連続。2番から5連続で取った同組のケプカとの競演で観客を沸かせた。
10番では第1打を右に大きく曲げ、もう少しでペナルティーエリアに入るところだったが、男性ギャラリーのシャツの中にはさまってセーフ。このときは松山も男性に「ユー?」と声をかけ、サインボールをプレゼントする余裕があった。
最後をトリプルボギーでホールアウトすると、大きくため息。取材を受けず、駐車場へと去った。シリーズ第1戦は苦しい展開になってきた。