秋吉翔太が人生初アルバトロス 「うそやろ」びっくりスーパーショットで3位急上昇!

 9番で第2打を放つ秋吉翔太。直接カップに入りアルバトロスを達成した
 アルバトロスを達成した秋吉翔太
2枚

 「男子ゴルフ・Sansan・KBCオーガスタ・第2日」(27日、芥屋GC=パー72)

 ツアー2勝の秋吉翔太(31)=ホームテック=が最終ホールで、パーの数より3打少なく上がるアルバトロスを達成。67で上がって通算9アンダーにし、一気に1打差3位に急浮上した。首位は通算10アンダーの大槻智春(31)=真清創設=とスコット・ビンセント(ジンバブエ)。石川遼(29)=CASIO=は通算5アンダーで17位。

 日没迫る9番パー5で、びっくりショットが飛び出した。ドライバーを残り206ヤードの地点までかっ飛ばした秋吉は、2打目で4番アイアンを一閃(いっせん)。「いい感じで打てたなあ」と思いながらのんびりグリーンに歩いて行くと、ちらほら残っていたギャラリーから「入ったよ!!」と声が掛かった。

 「うそやろ」と思ってカップをのぞくと、確かにボールが中にある。「プライベートでもパー3のホールインワンさえやったことがない」と、本人もびっくりの人生初アルバトロスだ。

 おおらかな性格だけに、そのボールはすぐにボランティアの記録員にプレゼントした。気が付けば首位まで1打差。「ずっとゴルフがうまくいかなくて、我慢していた。ちょっと大きなご褒美がきた」と振り返る言葉に、徐々に興奮が込み上げてきた。詳細なデータが残る1985年以降では、木下稜介(2019年ミズノOP)以来42例目のスーパーショットだ。

 18年の序盤に2勝し、メジャー出場も果たすなどブレークしたが、その後は本領を発揮できずにいた。だが「前週の大会の途中でショットを振り切るようにしたら、急に調子が良くなった。今週は楽しみだなと思っていたら…」。

 熊本市生まれで、同じ九州出身の後輩たちの面倒見がよく、この大会で前回まで出水田大二郎、比嘉一貴と後輩たちの優勝が続いたときは、自分のことのように大泣きした。この快挙に乗って、21年は後輩たちを泣かせる番だ。

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