「女子ゴルフ・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」（９日開幕、静ヒルズＣＣ＝パー７２）

　１９９３年大会優勝者でツアー通算７勝の原田香里（５４）＝フリー＝が、２０１１年１１月の伊藤園レディース以来、約１０年ぶりとなるレギュラーツアーに参戦する。

　この日は予選通過で出場権を得た鬼沢信子、永久シード選手の不動裕理との練習ラウンド後に公式会見に臨んだ。出場の経緯については「去年ぐらいからずっと若い選手から『出ましょう』とお声掛けしてもらっていた。今のレギュラーツアーのレベルは十分わかっているつもりですが、権利もあるし、チャレンジする気持ちが出てきた。ギリギリまで悩みましたけど、出場させていただきました」と説明した。

　「せっかく１０年ぶりに出るので、何かを伝えられたらいいと思っています」と心境を明かす。「ゴルフの技術は今の選手の方が全然上。ゴルフに対する姿勢だったり、１０年ぶりに出てきたりしたことを若い選手にはいろんな意味でいろんなことを感じてほしい」と背中で示す。「ただただ一生懸命にゴルフをする姿を見て、何かを感じてもらえたら」と話した。

　今年はレジェンズツアーに２試合出場。大会会場の静ヒルズＣＣでも下見を重ねてきた。「準備のためにラウンドはこなしてきたつもり。一つでも少ない数字で上がりたい。私が４日間やったらみんながすごくびっくりするじゃないですか。頑張ります」と予選通過へ意気込みを示した。