松山英樹「悪くない」24位発進 1週間のオフで充電完了「大きかった」
「米男子ゴルフ・フォーティネット選手権・第1日」(16日、シルベラードリゾート=パー72)
シーズン開幕戦の第1ラウンドが行われ、松山英樹(29)=LEXUS=は4バーディー、1ボギーの69で回り、首位と4打差の24位につけた。65のチェズ・リービー(米国)がトップに立ち、アダム・ハドウィン(カナダ)ら2人が1打差の2位につけた。米ツアーは5日に昨季最終戦を終えたばかり。新シーズンは来年8月末まで行われる。
「悪くないスタートを切れた。ドライバー以外は、ほぼいい出来だと思う」。珍しく紅白の帽子をかぶった松山は首位まで4打差で終え、穏やかな表情で語った。
序盤はパットが決まらずチャンスを何度も逃したが、7番で3メートルを沈めて新シーズン初バーディー。マレット型のパターを武器に、8番も2メートルを決めた。後半は16番パー5の第2打を3メートルにつけて楽々バーディーを奪いショットもさえた。
2週前まで続いた昨シーズン。4月にマスターズで優勝して日本人初のメジャー制覇を果たしたが、その後は苦戦が続いた。年間順位は26位。疲れもあってプレーオフシリーズ中は思うようなプレーができず、取材に応じないこともあった。
わずか1週間のオフだったが、「1週空いたのは大きかった。気分はだいぶ変わった」と充電は完了。「今のショットを続けて行けば、ドライバーも変わってくる。そうすれば、パッティングもだいぶ楽になる」と言葉も前向きだ。