高校2年・隅内雅人 大会史上最年少ホールインワン 次は大会最年少ローアマ狙う
「男子ゴルフ・日本オープン選手権・第2日」(15日、琵琶湖CC=パー71)
アマチュア最上位26位の隅内雅人(16)=水戸啓明高2年=が大会史上最年少ホールインワンを達成した。2014、17年大会覇者の池田勇太(35)=フリー=が、通算11アンダーでショーン・ノリス(南アフリカ)とともに首位に浮上。
高2の隅内が221ヤードの2番パー3でホールインワンを決めた。16歳356日は今年で第86回を数える大会史上最年少。記録が残る85年以降のツアー史上でも、12年キヤノン・オープンで伊藤誠道がマークした17歳60日を更新した。
4番と悩んだ末、手にした5番アイアンを振り抜くと、イメージ通りのハイドローの球筋でピンに向かった。試合では初のエース達成に「自分がそういう記録をつくれたことはうれしい。びっくりしています」と少し戸惑いながらも喜んだ。
予選落ちした18年カシオ・ワールドオープン以来、2度目のツアー参戦で「目標はローアマです」と即答。中島ら大学生の有力アマも出場しているが「年は違いますけど、ライバルと勝手に意識しています」と力を込めた。
アマトップの26位で決勝ラウンドに進出。今度は金谷が持つ17歳148日の大会最年少ローアマ記録を塗り替える。(章)
◆隅内雅人(すみうち・まさと)2004年10月24日、茨城県出身。父の影響で6歳からゴルフを始める。水戸啓明高2年。日本ジュニア選手権男子12~14歳の部で18年6位、19年3位、21年同15~17歳の部3位。21年日本アマチュア選手権24位。175センチ、75キロ。血液型O。憧れの選手はコリン・モリカワ。