池田勇太が首位浮上!史上6人目の大会3勝目へ有観客に燃えた ペアリングにも感謝
「男子ゴルフ・日本オープン選手権・第2日」(15日、琵琶湖CC=パー71)
2014、17年大会覇者の池田勇太(35)=フリー=が2打差3位から出て、6バーディー、1ボギーの66で回り、通算11アンダーでショーン・ノリス(南アフリカ)とともに首位に浮上した。1打差の3位に岩田寛、小平智、香妻陣一朗が並び、さらに1打差の6位に亀代順哉が続く。
拍手と歓声が活力となる。9月上旬のフジサンケイ・クラシック以来の有観客試合に池田が燃えた。前日の65に続き、66の好スコアで首位に立った。「今日はティーショットが良くなかったけど、悪いながらにこういうスコアにまとめられた」とうなずいた。
インから出て10、11番と連続バーディーの好発進。12番で今大会初のボギーをたたいたが、16番で取り返すと18番でも伸ばした。後半アウトは5番パー3で4メートル、6番パー4は1・5メートルにつけて、連続バーディーで決勝ラウンドにつなげた。
「いいペアリングだった」と感謝する同組の小平、手嶋にも刺激を受けた。「智(小平)もいいゴルフをしていたし、手嶋さんもシニアオープンチャンピオンらしい、いいプレーをされていた。非常に見応えのある組でギャラリーの皆さんも喜んでくれたと思う」と歴代大会王者の相乗効果による盛り上がりに胸を張った。
史上6人目の大会3勝目への期待が高まるが「俺たちの仕事は見せること」と強調する。「この大会が日本オープンというメジャーであるということは重々承知の上だけど」と前置きしつつ「そんなことよりも、この大勢の人がいる前で優勝がしたい。それだけ」と声を大にした。
「昨日、今日と結果としてはいいゴルフができた。台無しにしなようにあと2日間、流れにしっかり自分を合わせてプレーできれば」。ファンを喜ばせるために一日一日、一打一打、集中したその先に3度目のビッグタイトルがある。