女子ゴルフ放送権、協会が一括管理へ ネット配信業者へ販売可能に

 女子ゴルフの国内ツアーを統括する日本女子プロゴルフ協会が、各大会の放送権を来年から一括管理することが25日、関係者の話で分かった。放送権をインターネット配信業者などに独自に販売できる体制が整うことになる。大会開催を希望するスポンサー企業やテレビ局など全ての主催者が、この日までに放送権の協会帰属を認めた。

 同協会は2018年12月に放送権の一括管理を目指すと公表。関係団体と協議を続けており、25日が回答の締め切りだった。

 ツアーはテレビ局の協賛で発展してきた経緯があり、反発の声も出ていたが、近年の女子ゴルフの人気の高さを背景に押し切った。当面は従来のテレビ放送と共存する見通し。

 現行のツアーは大半の大会がスポンサー企業やテレビ局が主催者になっており、同協会はツアー競技として認定し「公認料」を受け取る形となっている。ツアーの充実や財政の安定化を課題とする同協会は、25年シーズンからほぼ全ての大会の主催を目指している。

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