薗田5年ぶり単独首位 好スタートに「ひと安心です」
「男子ゴルフ・マイナビABCチャンピオンシップ・第1日」(4日、ABCGC=パー72)
ツアー2勝の薗田峻輔(32)=フリー=がボギーなしの7バーディー、65で単独首位に立った。1打差の2位は香妻陣一朗と大槻智春の2人で、さらに1打差の4位に片山晋呉ら3人が続いた。賞金ランキング首位の木下稜介は4アンダーの7位。
薗田が2016年7月のダンロップ・スリクソン福島オープン初日以来、5年ぶりに首位に立った。「結果的にいいスタートが切れてひと安心です」とほっとした表情だ。
3番(パー3)で10メートルのバーディーパットをねじ込んで波に乗った。後半も11、12番の連続チップインバーディーなどスコアを伸ばし「ミスもあったが、切り抜けられた。自分の中で得ているものもある」と手応えを感じている。
10年6月、プロ5戦目のミズノ・オープンよみうりクラシックで初優勝。13年に1勝を加えたが、18年にシード権を失った。主戦場は下部ツアーで、今季のツアー出場6試合はいずれも主催者推薦。「いろんな経験をした上で少しずつ結果を出せている。どれだけ明日、あさって続けていけるか」。32歳の逆襲が見られるか。