堀川未来夢 26位からイッキ首位浮上 2年でパター10本以上替え試行錯誤
「男子ゴルフ・マイナビABCチャンピオンシップ・第3日」(6日、ABC・GC=パー72)
26位から出て63をマークした堀川未来夢(28)=ウエーブエナジー=と、66で7位から浮上した石坂友宏が通算13アンダーで首位に並んだ。1打差の3位は浅地洋佑と、前日トップのトッド・ペク(米国)。さらに1打差の5位に稲森佑貴ら3人、通算10アンダーの8位に金谷拓実ら5人が続いた。
堀川がボギーなしの9バーディー、18ホールの自己ベストに並ぶ63のスコアで26位から一気に首位に躍り出た。「久しぶりにいいゴルフができました。(要因は)ほとんどパッティングですね」とうれしそうに話した。
28歳。一昨年6月のツアー選手権森ビル杯で初優勝したが、その年の最終戦あたりから心の葛藤によるイップスでパッティングが不調に。解消へいろいろな方法を試し、パターも10本以上替えた。試行錯誤の末に最近「やっといい感触になってきた」という。
元々ライン読みは得意だっただけに、今大会に入ってパットのフィーリングが戻り「今日も狙ったところに打てば入るという感じだった」。最終日はスコアの伸ばし合いが予想される。“鬼に金棒”のような調子でツアー2勝目を狙う。