金谷拓実が1差4位発進 弟分・アマ中島啓太から逆激励「一緒にマスターズ」
「男子ゴルフ・三井住友VISA太平洋マスターズ・第1日」(11日、太平洋クラブ御殿場=パー70)
ルーキー年の賞金王がかかる金谷拓実(23)=ヨギボー=が4バーディー、1ダブルボギーの68で回り、首位と1打差の4位につけた。プロ7年目の幡地隆寛(28)=ディライトワークス、通算5勝の高山忠洋、ディラン・ペリー(オーストラリア)が67で首位に並んだ。
金谷には今大会、負けたくない理由がある。アジアパシフィックアマ選手権で優勝し、来年4月のマスターズ出場権を得た二つ年下の中島啓太(日体大3年)から「一緒に出場しましょう」と逆激励されたのだ。
「今週の月曜日(8日)、LINEで連絡したら…」と苦笑い。金谷にとって中島は、松山英樹と自分に続く日本人3人目の世界アマランク1位という点で後継者。「年齢的には弟分になるんでしょうけど。高い目標を見ながらやっている、刺激になる存在」という。ただ、その兄貴の方にはまだ2022年のマスターズ資格はない。いくつかある出場カテゴリーのうち、年末時点の世界ランク50位以内が当面の目標だ。現在は67位につけている。
初日は6番で第1打を左林に曲げてダブルボギーにしたが、ほかは危なげなく4バーディー。12番パー4は残り130ヤードを50センチにつけるなど、ショットは好調だ。「賞金王も取りたい。そのためには優勝しないと。粘り強くプレーすれば」。今週は見られる立場。弟分の前でマスターズ同時出場に近づきたい。