宮里優作 長尺パターで2打差通算10アンダー4位浮上 15年以来2度目大会制覇へ
「男子ゴルフ・ダンロップ・フェニックス・第2日」(19日、フェニックスCC=パー71)
8月の試合中に新型コロナウイルスによる発熱を発症し、1カ月後に復帰してからも本領を発揮できずにいた宮里優作(41)=フリー=が8バーディー、ボギーなしの63をマークし、31位から首位から2打差の4位に浮上した。賞金ランク2位で、初の賞金王を目指す木下稜介(30)=ハートランド=が66で回り、通算12アンダーでトップに立った。
宮里優が大爆発した。原動力は今週から導入した長尺パター。6年以上前にしばらく試したことがあったが、当時はどうもうまくいかず一度は諦めた。それでも愛用者の市原弘大が上手に操作しているのを見て、しばらく前から教えを請うていた。
コツは「余計な動きをせず、肩を動かすイメージで上げて下ろすだけ」。自宅に5、6本置いてある長尺パターの中から1本を選び再導入を決めた。
1~2メートルにつけたホールはもちろん、6番で6メートル、7番で7メートルとミドルパットも気持ちよく入った。「こんなにグリーン上でストレスがないのはゴルフ人生で初めて」。15年以来2度目の大会制覇に色気たっぷりだ。