新垣比菜 強風の中、粘りのゴルフで7位浮上「気持ちが折れそうになった」

 2番でティーショットを放つ新垣比菜(撮影・堀内翔)
 2番、ティーショットを放つ西木裕紀子(撮影・堀内翔)
 2番,ティーショットを放つ下川めぐみ(撮影・堀内翔)
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 「女子ゴルフ・QTファイナルステージ・第2日」(1日、葛城GC宇刈C=パー72)

 名物の遠州からっ風に各選手が苦戦する中、3季連続のシードを逃した黄金世代の新垣比菜が11位から出て3バーディー、4ボギーの73で回り、通算2アンダーで7位に順位を上げた。

 1番で幸先良くバーディー発進したが、直後の2、3番と連続ボギー。その後はパーでしのいでいたが12、13番でも落とした。「気持ちが折れそうになった。もう無理かもと思った」が4番では3メートルのパーパットを沈めるなどギリギリで持ちこたえた。

 沖縄県出身で風の中でのラウンド経験は豊富だが「得意意識はあったんですけど、最近は沖縄でもあまりゴルフをしていないので、普通の人になりました」と苦笑い。17、18番を連続バーディーで締め、第3ラウンドにつなげると「今日は風がすごく強くて大変でした。ショットもうまくいかず苦しかったけど、上がり2ホールでバーディーを取れたのはすごくうれしかった」と安どの笑みを浮かべた。

 西木裕紀子と下川めぐみが5アンダーで首位に並ぶ。1打差の3位に石川明日香、さらに1打差の4位にセキ・ユウティン、黄アルム、福山恵梨の3人が続く。8年ぶり国内ツアー本格復帰を表明した横峯さくらは2オーバーで5位から35位に後退。ツアー通算13勝の成田美寿々は3オーバーの44位となっている。

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