渋野、第一関門突破 5番池ポチャ痛恨ダボ猛省も69 24位で折り返し

 「米女子ゴルフ・最終予選会・第1週最終日」(5日、マグノリア・グローブ・フォールズC=パー71、クロッシングズC=パー72)

 渋野日向子(23)=サントリー=と古江彩佳(21)=富士通=が、ともに第一関門の前半戦をクリアした。25位から出た渋野はフォールズコースで69をマークし、通算6アンダーの24位。5位から出た古江はクロッシングズコースを70で回り、通算11アンダーの7位だった。大会は2週(合計8ラウンド)に分けて開催。前半4ラウンド終了時点の62位タイまでの上位74人が9日からの第2週に進んだ。

 渋野が前半戦72ホールを何とか乗り越えた。「プレシャーはめっちゃありました。2日目からズーン…みたいな。ハラハラドキドキの4日間ではあったけど、3日目、4日目で来週につながるいいゴルフができた」と心の底からほっとしたような笑顔を見せた。

 この日も20人ほどの日本人応援団から声援を送られた。1番で1・5メートルにつけてバーディー発進したが、5番パー5でヒヤリとする場面を迎えた。右ラフから3番ウッドで2オンを狙った打球が池につかまった。ドロップし、残り80ヤードの第4打もカップまで15メートル届かず。最初のパットを1・5メートルオーバーさせ、3パットのダブルボギーとした。

 優勝を狙う試合ではなく規定順位をクリアすることを目指すラウンド。冒険は命取りになることもある。「第2打はピンまで230ヤードもなく、3番ウッドで届く距離だった。ライも悪くなく、浮いている感じだったので大丈夫かなと思ったんですが…。ここでやることじゃなかった。自分のマネジメントミスでダボってしまい、本当に情けない」と猛省した。

 2日目までスコアが伸びずにカットラインの70位に届いていなかったが、3日目の猛チャージで六つ伸ばし、最終的には24位で折り返した。とはいえ、第1週のスコアは第2週に持ち越されるため、油断はできない。

 「とりあえず無理にパー5は狙わないこと。なるべくダボとか打たないように。この4日間で3回も打ったんですよね。やり過ぎですよね。最近やってねえんだけどなあ」

 最終的に45位までが来季の出場権を得るが、20位前後に入らないと試合数が限られてしまう可能性もある。「絶対に入らないといけない。一つでも上にいかないと」と表情を引き締めた。

 後半戦の会場である同州のハイランドオークスは、3日間のオフの間に下見で回る予定。ショットの距離感の誤差を埋める作業やラフのチェックなどを念入りに行い、2021年最後の勝負に挑む。

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