渋野日向子 69で7位浮上「三つ伸ばせたことは良かった」
「米女子ゴルフ・最終予選会・第2週第2日」(10日、ハイランドオークスGC=パー72)
前日に続き濃霧の影響で開始が遅れた中、日没順延となった第5ラウンドの残りと第6ラウンドが行われた。第6ラウンドを10位から出た渋野日向子(23)=サントリー=は4バーディー、1ボギーの69で回り、通算14アンダーの7位に浮上した。
インからスタートし、12番でバーディーが先行。後半アウトも2、3番の連続バーディーで伸ばした。8番は3パットのボギーで一つ落としたが、9番を30センチにつけるタップインバーディーのバウンスバックで締めた。
「今日も2時間遅れでスタートして、風が吹いている中、何とか耐えるゴルフができたらいいなと思っていた。その中で三つ伸ばせたことは良かった」と振り返った。最終9番パー5は第3打がバックスピンでカップをのぞくほどのスーパーショット。「3パットは悔やまれるけど、最後やっとパー5でバーディーが取れたのでいい締め方ができた」とうなずいた。
トップ10入りして、残り36ホールとなった。「明日もかなり耐えるゴルフになると思うけど、その中でも伸ばしていかないと上位との差が開いてしまう。しっかり自分のゴルフをして、悔いの残らないように頑張りたい」と話し、練習場へと向かった。
古江彩佳(21)=富士通=は第5ラウンドの残り2ホールで一つ伸ばした後、9位から出た第6ラウンドを4バーディー、1ボギーの69で回り、通算16アンダーで首位と11打差の5位につけている。
110人が出場した最終予選会は2週にわたり、計8ラウンド144ホールで争われる。第1週72ホールの62位タイまでの上位74人が第2週(9~12日、ハイランドオークスGC)に進出。第1週のスコアは持ち越され、最終的に45位までが来季のツアー出場資格を得る。常時出場するためには20位前後に入る必要がある。