ゴルフ田村尚之「うれしかった同郷・金谷選手の成長」 日立3ツアーズで再会
プロゴルファー田村尚之選手(57)のコラム「ゴルフ散歩道」はデイリースポーツ広島版で好評連載中。ゴルフにまつわる話題をたっぷりと語ります。
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今月12日に行われた日立3ツアーズに、PGAシニアチームの一員として出場してきました。いや~、良かったですよ。
まず午前中のベストボール方式では3組目のトリで、清水洋一選手とのペアで、JGTOの星野陸也&金谷拓実ペアとJLPGAの稲見萌寧&西村優菜ペアとの対戦。
午後からのオルタネート方式では、2組目で井戸木鴻樹選手とのペアで、星野陸也&稲森佑貴ペアと原英莉花&西村優菜ペアとの対戦でした。まあ良い組み合わせでびっくり、相手にとって不足なし!ですわ。
PGAシニアチームは、前日夜の決起集会の会食で、お酒も入って井戸木選手を中心に大盛り上がりでした。すいません、この会での会話の中身はここでは書けませんが…(笑)。
それで試合は真剣勝負なんだけど、ほんと、ラウンド中は和気あいあいなんです。星野選手はスタート時に「田村さんとラウンドするのは、大利根の日本オープン最終予選会以来ですね」って。7年前のことを覚えててくれたのね!
そして嬉しかったのは、自分と同郷の金谷選手が大きく成長していたことですね。彼と会ったのは3年ぶりくらいで、元々ボールを打つ技術に関しては申し分なかったけど、人間として大きく成長していましたね。人間力が素晴らしい、あれなら世界に出ていっても大丈夫でしょう。ラウンド中、「僕は子供の頃、田村さんの所属先のダイクレさんのスイミングスクールに通ってたんですよ」って星野選手に説明したりしてね。
稲森選手は本当に一流のプロゴルファーに成長していましたね。シーズン入り前の北九州オープンなどで、何回か一緒にラウンドもしてますが、特に今回はバンカーショットとパッティングに凄みさえ感じましたね。構えた時に、寄るだろうな、入るだろうな、と感じるんですよ。さすが、日本オープンを2度制した選手ですわ。
次回は3ツアーズ女子プロ編です。乞うご期待!
◆田村尚之(たむら・なおゆき)1964年6月24日生まれ。廿日市市出身。修道中時代に関西ジュニアで優勝。高校、大学ではいったんゴルフを離れ、東京理科大卒業後、マツダ勤務時代に再開。現在は呉市の河商に勤務する。アマ時代の主な成績は日本ミッドアマ優勝3度、日本オープンベストアマなど。倉本昌弘プロの勧めでプロ転向を決意し、13年プロテストに一発合格。シニアツアー通算2勝。173センチ、65キロ。家族は妻と2子。長女は中国放送の田村友里アナウンサー。