男子ゴルフ石井朝夫氏が死去 98歳 60年代に3年連続でマスターズに招待

 日本プロゴルフ協会(PGA)は27日、1950~60年代に国内外で活躍した男子ゴルフの石井朝夫(いしい・ともお)氏が24日に老衰のため都内の病院で死去したと発表した。98歳だった。静岡県出身。葬儀は家族葬で執り行われた。

 石井氏は30歳だった53年に読売プロで初優勝。63年に関東オープン、第1回日本シリーズを制し、同年から2年連続でワールドカップ日本代表に選出された。

 64年にフィリピンで開催されたキャピトルヒルズオープンで日本人選手初優勝を飾るなどアジアサーキットで通算4勝。64年から3年連続でマスターズに招待された。

 国内のレギュラー、シニア競技で通算30勝を挙げ、2014年には日本プロゴルフ殿堂入りを果たしている。自ら設計を手掛けた千葉・成田ハイツリーGCに開場から晩年まで43年間所属していた。

 日本プロゴルフ協会・倉本昌弘会長の追悼コメントは次の通り。

 「石井さんは1964年からマスターズに3年連続で招待されたことでも知られ、日本プロゴルフ界を代表する先駆者でした。ツアー施行前のレギュラー競技でも多くの大会で優勝され、シニア入り後のグランド・ゴールド競技ではグランドスラムを達成しており、長年にわたりトッププレーヤーとして活躍されました。また、PGAの役員も長く務められ、協会の発展にもご尽力いただきました。激動の時代にありながらも、ゴルフ界に多大な貢献をされた石井さんのご冥福を心よりお祈りいたします」

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