笹生優花 通算7アンダー4打差4位 最終Rへ望みつないだ
「米女子ゴルフ・ゲインブリッジLPGA・第3日」(29日、ボカリオGC=パー72)
3位スタートの笹生優花(20)=ICTSI=は3バーディー、3ボギーの72で回り、通算7アンダーの209で首位と4打差の4位に下げた。畑岡奈紗(23)=アビームコンサルティング=は73で通算5アンダーの6位、古江彩佳(21)=富士通=は71で通算4アンダーとし、26位から7位に浮上した。首位タイから72で回ったリディア・コ(ニュージーランド)が通算11アンダーで単独首位に立ち、並んでいたダニエル・カン(米国)は2打差の2位に後退した。
笹生は首位との4打差を保って最終日に望みをつなげた。スコアを一つ落として迎えた最終18番(パー4)。約150ヤードを残した2打目の前に「フォロー(追い風)かフォローじゃないのかが一番大事。最終的にはどっちなんだろう」と風向きを長考した。この一打をピン右奥5メートル強につけ、バーディーパットを勝負強く沈めた。
最大瞬間風速が14メートルを超え「風もすごく強かったし、難しかった」と言うものの、崩れる選手も多い中で踏ん張った。開幕戦は3打差5位で最終日に進んで6位。第2戦も勝機のある位置から最終ラウンドに挑む。