原英莉花「石橋たたく」ゴルフで“連覇”目指す プロ初Vの同門・西郷真央から刺激
「女子ゴルフ・明治安田生命レディース」(11日開幕、土佐CC=パー72)
女子ゴルフの第2戦、明治安田生命レディース(11日開幕、高知・土佐CC)に向けて原英莉花(23)=NIPPON EXPRESSホールディングス=が9日、公式練習に臨んだ。ともに尾崎将司に師事し、開幕戦でプロ初優勝を飾った西郷真央に直接「おめでとう」と祝福すると同時に、自身も早めにジャンボからのお祝いコメントが欲しいと奮闘を誓った。
特別な言葉をもらうには勝つしかない。優勝して師匠のジャンボから祝福コメントをもらいたいか問われた原英は、「今週…うん、早めに欲しいですね(笑)」と気持ちを隠さなかった。
21位だった先週の今季開幕戦、ダイキン・オーキッド・レディースで同門の西郷がプロ初優勝。この日クラブハウスで「おめでとう、とハイタッチしました」と祝福した。
大きな刺激ももらった。西郷が師匠からのお祝いコメントを喜んでいたことについて「ジャンボさんからの言葉って成し遂げたとき、すごいときにしか頂けない。優勝の重みがジワッと来る瞬間だと私は思います」と共感。次は自分の番だ。
11日の初日は「予想はしてました」と西郷と同組。問題はコースとの相性だ。昨年は棄権、19年は予選落ちと結果を残せていない。強風というだけでなく自分がいる場所とグリーン上で風速が違ったり、春先でボールが浮かずアプローチの難易度が上がったり。さらに今年は「グリーンが硬い」と手前から攻めるマネジメントも必要になる。
求められるのは「ゴーゴーという感じじゃない。粘ってパーを取っていくゴルフ。今年はしっかり石橋をたたいてゴルフができるように頑張りたい」。難コースを克服し、同門による“連覇”を狙う。