西郷真央 開幕2連勝へ「引き締めて頑張りたい」 師匠・ジャンボ尾崎のゲキに感ゲキ
「女子ゴルフ・明治安田生命レディース」(11日開幕、土佐CC=パー72)
女子ゴルフの今季第2戦、明治安田生命レディスは11日、高知・土佐CC(6228ヤード、パー72)で各日1500人を上限に有観客で実施される。開幕戦で悲願のプロ初勝利を飾った西郷真央(20)=島津製作所=は10日、プロアマ戦に出場するなどして最終調整。師匠の尾崎将司(75)に“直電”で優勝を報告したところ、ジャンボから「2勝目も頼んだぞ」と激励されたと明かした。
これ以上の発奮材料はないだろう。今季開幕戦のダイキン・オーキッド・レディースで悲願の初優勝を果たした西郷は、師匠に電話で「優勝することができました」と報告。するとジャンボから「よかったな。2勝目も頼んだぞ」と熱い言葉をもらったのだという。
実はジャンボと電話するのは初めて。というのも師匠は普段、携帯電話を使っておらず、持っているかどうかすら「分かりません」(西郷)。今回は隣にいた男子プロの山田竜太に電話して代わってもらい「緊張しました」と、うれしそうに振り返った。
昨シーズンは2位が7度。ようやく分厚い壁を破って勝利をつかんだ。「結果論ではあるが、最後のあと一歩が大切。あきらめずにやり続けることが後々の結果につながる」と優勝と2位の違いを実感した。
師匠の激励もあり当然、2週連続優勝に期待がかかるが、昨年大会は4オーバー63位で予選落ち。優勝なしで賞金ランキング4位に入った西郷にとっては、土佐CCは「きょうも難しいコースだと感じた」という強敵だ。
特に今年は多くの選手が「グリーンが硬い」と口をそろえるなど難易度がアップ。ただ、だからこそ攻略に燃える思いもある。
このオフはアプローチなどショートゲームを磨き、それが初優勝にもつながった。硬いグリーンを外したとしても「グリーン周りの練習をやってきたし、どれくらいできるか楽しみ」とオフの成果を試す絶好機でもある。
強風や傾斜地からの第2打と攻略ポイントはいくつもあるが「うまくラウンドすれば少しずつスコアを伸ばせるかな。引き締めて頑張りたい」。今週も結果を残して師匠の激励に応える。