西郷真央 史上初の開幕2連勝ならず 25戦連続アンダーパーも1打差2位
「女子ゴルフ・明治安田生命レディース・最終日」(13日、土佐CC=パー72)
1打差2位から史上初の開幕2週連続優勝を目指した西郷真央(20)=島津製作所=は4バーディー、1ボギーの69で通算12アンダーに伸ばしたが、1打届かず2位に終わった。優勝は4打差5位から出た台湾出身のサイ・ペイイン(30)。
入れればプレーオフの下り5メートルのバーディーパットは、カップの手前で止まった。1打差12アンダーで最終18番グリーンに帰ってきた西郷は「普通に打ったが跳ねてしまって届かなかった」。初優勝したダイキン・オーキッド・レディースから、史上初の開幕2連勝はならなかった。
「前半からティーショットが手探りで、アイアンも迷いながら。気持ちよくプレーできなかった」。ツキもなく8番のパーパットも跳ねて外れ、10番の第2打はディボットへ。14番のスコアボードでサイ・ペイインに並ばれていると知ったが「自分が伸ばせなかった」と及ばなかった。
今季開幕から優勝、2位と結果を残すが「調子がいいという感覚はない」。実際は日々、体の動きとボールの行方を確かめながら。そんな中、この日最後のショット、残り120ヤードをピッチングウエッジで狙った18番の第2打は「奥に打ったのは残念だが、思ったように体が動いた」と、前向きな材料もある。
昨年6月の宮里藍サントリー・レディースからの連続アンダーパーは25試合に伸びた。「まず得意のアイアンの精度を調整して、安定感を出せるように」。目標の複数回優勝できる選手になるために、立ち止まってはいられない。