松山英樹 連覇へ上々発進 逆風に迷わずイーブンパー 首位と5打差19位

 「米男子ゴルフ・マスターズ・第1日」(7日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 史上4人目の連覇を目指す松山英樹(30)=LEXUS=は3バーディー、3ボギーの72で、首位と5打差の19位で発進した。67を出した任成宰(韓国)が5アンダーで単独首位に立ち、1打差2位にキャメロン・スミス(オーストラリア)がつけた。

 逆風だからこそ迷いはなかった。松山が1オーバーで迎えた15番パー5。前後を池に挟まれたグリーンをめがけて3番ウッドを振り抜いた第2打が、真正面からの強い風を切り裂いてピン手前約9メートルについた。

 「(風が)アゲンストで距離がピンまで260ヤード。奥の池の心配がなかったので気持ちよく打てました」

 イーグルはならなかったが楽々バーディーを奪い、イーブンパーに。「悪くないと思います」と初日72のスコアを振り返った。

 史上4人目の連覇がかかる今大会。3月に入って首から左背中に痛みが出て、思うように調整できなかった。チャンピオンズディナーのホストなど、前回王者としての務めを果たす重圧もあった。

 すべてが順風下でこの日を迎えたわけではない中で、前半はグリーンを外してもしっかり寄せてパーやバーディーを奪った。後半は風の読みが難しい12番パー3で第1打を池に入れるなど、アーメンコーナーに入って二つスコアを落としたが、その後二つのパー5で取り戻した。

 ショットについては「探り探りだったんですけど、後半はフェアウエーに行く回数が多かったのでよかった」。首の痛みも「ほぼない」という。もちろん「先週もそう思っていたら痛くなったので。明日を迎えるのがちょっと怖いくらい」と楽観視はできないが、今は体やショットの状態を受け入れて前に進むしかない。

 昨年はミスが出ても怒りを抑えてプレーし、頂点に立った。今年も「怒れる状態でもないので。気楽にやっています」。首位とは5打差。「少しでも伸ばせればいい」と自然体で臨む。

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