高木優奈、浜田茉優ら計6人が選手権獲得・全米女子オープン選手権日本地区予選
女子ゴルフのメジャー第2戦、全米女子オープン選手権(6月2~5日、米ノースカロライナ州パインニードルズGC)の日本地区最終予選が25日、千葉県房総CC房総Gで158選手が参加して36ホール競技で行われた。浜田茉優(26)、識西諭里(25)、高木優奈(23)、早川夏未(19)とアマチュアの馬場咲希(17)、伊藤二花(16)の計6人が本戦出場権を獲得。日本勢では昨年大会を制した笹生優花やプレーオフで敗れた畑岡奈紗、19年AIG全英女子オープン覇者の渋野日向子の他、世界ランキング上位選手もすでに出場権を得ている。
黄金世代に輝くチャンスがやってきた。プロテストを通っていない高木は今季日本ツアーに限られた試合しか出場できず、11月のテスト合格を目指して“浪人中”。春は今予選を照準にしてきたといい「2、3メートルのパットがしっかり入ってくれた」と36ホールをノーボギーで終えた。
米ツアーで6勝目を挙げた畑岡らと同学年。18ホール終了時に「優勝したって」と海の向こうの結果を知った。6月には畑岡らと同じ舞台に立つ。「すごくうれしいこと。(現地では)お世話になろうと思います」と胸を躍らせた。
「きょうのようなゴルフでも予選通過ギリギリだと思う」。壁の高さは認識するが、国内外のゴルフ界を席巻する同世代の波に乗らない手はない。
◇高木優奈(たかぎ・ゆうな)1998年5月13日、神奈川県小田原市出身。11歳で器械体操からゴルフに転向した。相洋高卒。プロテストは4回挑戦して不合格。昨季日本ツアーは賞金ランキング60位、メルセデス・ランキング57位で、単年登録による今季シード獲得はならなかった。