西郷が劇的イーグル逆転V!今季7戦4勝で驚異の勝率5割超え トップ10率は100%

 優勝トロフィーを手にする西郷真央。右はキャディー務めた河野杏奈(撮影・堀内翔)
 優勝賞品の自転車の前でポーズを決める西郷真央(撮影・堀内翔)
 18番、優勝を決めた西郷真央(撮影・堀内翔)
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 「女子ゴルフ・パナソニック・オープン・最終日」(1日、浜野GC=パー72)

 2位から出た西郷真央(20)=島津製作所=が1イーグル、2バーディー、ボギーなしの68で回り、通算10アンダーで逆転勝ちした。ヤマハレディースに続く今季4勝目。

 劇的なシーンだった。テレサ・ルーに1打ビハインドで迎えた428ヤードの15番パー4。西郷がフェアウエー左サイドから残り169ヤードの第2打を6番アイアンで打つと、ボールはグリーン右端に落ち、真っすぐに転がってカップに吸い込まれた。逆に1打のリードを奪い、優勝を大きく引き寄せた“ミラクルショット”。思わず両手を上げて喜びを爆発させた。

 「15番(の第2打)は100点に近いショットが打てた。落ちたところもしっかり手前だったし、歓声(が聞こえたの)とボールが消えたのは見えた。こんなラッキーなことがあっていいのかなと思った」

 ルーに2打差の2位からのスタート。前半アウトはすべてパーと我慢のゴルフが続いたが、12番パー5で自らチャンスを作りに出た。「手前から(第3打で)寄せるのも難しい。フォローだし、しっかり当たれば届くかな」。残り230ヤードの第2打で2オンを狙い、ピン16メートルに2オン成功。ここでこの日初バーディーを奪って流れを呼び込み、15番のイーグルにつなげた。

 「そこまで自分に期待していなかったので、地元ですごく力が入る状況だったんですけど、優勝できてうれしいです」

 首痛で2週休んだあとの復帰戦でいきなりの優勝を果たし、今季はこれで7戦4勝の勝率・57142…。残り3試合も2位が2回と10位が1回。トップ10率は100%。次週は今季国内メジャー第1戦のワールド・サロンパスカップ(5日開幕、茨城GC)。「メジャーは、より勝ちたい試合だけど、優勝しようと思って勝てるものではない。しっかり集中してその結果優勝できればいいかと思う」。20歳の勢いが止まらない。

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