西郷真央 強すぎ7戦4勝!169ヤード沈める圧巻イーグルで逆転V メジャー初戦へ弾み

 優勝トロフィーの重さに驚きながら笑顔で受け取る西郷真央(撮影・堀内翔)
 18番でバーディーパットを沈め、優勝を決めた西郷真央
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 「女子ゴルフ・パナソニック・オープン・最終日」(1日、浜野GC=パー72)

 2打差2位から出た西郷真央(20)=島津製作所=が1イーグル、2バーディー、ノーボギーの68で通算10アンダーに伸ばし、逆転優勝した。開幕戦でのツアー初Vから出場7試合で4勝目と圧倒的な強さで、次週の国内メジャー初戦、ワールド・サロンパス・カップに弾みをつけた。2打差2位に8アンダーのテレサ・ルー(台湾)。連覇を目指した上田桃子、2週連続優勝を目指した高橋彩華はともに7アンダーで3位だった。

 逆転優勝を決定づける強烈なイーグルだった。西郷が1打差3位で迎えた15番パー4。残り169ヤードを6番アイアンで打ったボールはグリーンに落ちて転がり、ギャラリーの大歓声とともにカップに消えた。

 「心臓にドキッとしました」

 二つ伸ばして9アンダーとし、テレサ・ルーと高橋を一気に抜いてトップに。あとは逃げ切るだけ。最終18番パー5も2オン2パットのバーディーで締め、2打差をつけてフィニッシュした。

 出場7試合で4勝。圧倒的な強さだ。2打差を追って出たこの日は、11番まですべてパー。周囲がバーディーを重ねる中、自身は惜しいバーディーパットを外したり、バンカーから何とかパーセーブしたり。「あきらめずにプレーしてよかった」。12番パー5で強気に2オンに成功し、バーディーを奪って流れを変えた。

 15番の第2打もフェアウエー左端のつま先下がり、左足下がりの難しいライから。風は強いフォローで6番アイアンの抑えたショットを選択し、打った瞬間「すごくいいショットを打てたな。100点に近い」。ここぞの場面でそう自己評価できるプレーを披露できるのが今年の西郷だ。

 次週は今年国内メジャー初戦。「メジャーはみんながより勝ちたい試合。やるべきことをやって優勝できればいい」。イーグルを取ったとき「帰り、事故らないかな?こんなラッキー」と思ったというが、無事でさえいれば一気の5勝目もありそうな予感だ。

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