松山英樹 また首痛発症 相性良し大会なのに「明日どうなるか分からない」
「米男子ゴルフ・全米プロ選手権」(19日開幕、サザンヒルズCC=パー70)
男子ゴルフのメジャー第2戦、全米プロの公式記者会見が開幕2日前の17日、会場となるサザンヒルスCC(7556ヤード、パー70)で行われ、松山英樹(30)=レクサス=が首の新たな部分を痛めたことを明らかにした。昨年のマスターズに続くメジャー2勝目へ向け、不安が漂い始めた。同日、予選の組み合わせが発表され、松山英樹は19日午後9時38分(日本時間)からの第1ラウンドでザンダー・シャウフェレ、トニー・フィナウ(ともに米国)と回る。日本勢は金谷拓実、星野陸也、稲森佑貴、木下稜介、香妻陣一朗も出場する。
松山は会見場に浮かない顔で入ってきた。「まあ、ちょっと(首を)やってしまったんで。明日どうするか。(練習ラウンドで)回る予定ではいますけど。(判断は)朝になってみてだと思います」と、再び首を痛めたことを明かした。
会見前に金谷拓実(ヨギボー)とアウトの9ホールを回ったが、そのころから首を気にするそぶりを見せていた。「今日痛めたのか?」と問われると「はい」と答えた。
松山は春先にも首から肩甲骨にかけての痛みを訴え、試合を途中棄権した。しかし、今回痛めたのは別の部分だという。春先の戦線離脱後、復帰戦となった4月のマスターズは14位。前週のAT&Tバイロン・ネルソンでは最終日に18ホールの自身最高となる10打を伸ばして3位に入り、上り調子でオクラホマ入りした。公式優勝予想ランキングでは9位に挙げられている。
しかも、全米プロは過去9度出場して予選落ちがなく、2016年が4位、17年が5位と相性が良い。それだけに、痛すぎる直前の故障。「(コースは)難しい。しっかりとピンポイントに攻めていかないと、スコアをつくれない。明日どうなるか分からないけれど、いい準備ができたら」。松山は自らを信じるように語った。