片山晋呉 上機嫌ラウンドで2位浮上 女子プロ・桑山紗月がキャディー

 「男子ゴルフ・ミズノオープン・第3日」(28日、JFE瀬戸内海GC=パー72)

 6アンダーの7位から出た片山晋呉(49)=イーグルポイントGC=は3バーディー、1ボギーとスコアを二つ伸ばし、通算8アンダーで大岩龍一ら3人と並んで2位に順位を上げた。通算6アンダーの7位に石川遼、久常涼、清水大成ら4人が入り、混戦となっている。首位は通算12アンダーのアンソニー・クウェイル(オーストラリア)。

 片山は上機嫌だった。「距離を聞くとさ、何か食いながら距離を言うのよ。そこは聞くタイミングだろっというところで、食ってるの。笑うわ。わざとだったらすごいね」。

 その相手はキャディーとして初めてバッグを担ぐ女子プロの桑山紗月(24)。オフの宮崎合宿で知り合った。「瀬戸内海のコースは苦手だから話し相手になってよ」と誘い、思惑通りに楽しくラウンドしている。

 風にてこずったこの日、1パットのパーセーブは九つ。同組の石川遼は熟練の技を見せられ、「晋呉さんのゴルフは勉強になる。ショットの正確性、アプローチの残し方、パーの取り方がすごい」と舌を巻いた。

 2017年以来のツアー優勝も見えた。「自分が一番期待していない。今日、本当は瀬戸内海のタイ釣りに行く予定だったので船をキャンセルした。服も(予選分の)2着しかないのに釣りの服は持ってきたから」。そうけむに巻いたが、タイより大物を釣る時合いを見逃すはずがない。

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