【田村尚之プロ】優勝の小祝さくら強かった!
先週のリゾートトラストレディース、小祝さくら選手、強かったですねえ。最終日はパッティングに苦しんだようですが、それでも1ボギーに抑えたところはさすがです。
小祝選手は、この優勝でホッとしてるでしょうね。というのも、彼女は今年からコーチを変えたんですよね。昨年も優勝してますし、状態が良い時にコーチを変えるのは本当に勇気がいることです。恐らく彼女自身、思っていたよりも早く優勝できたんじゃないでしょうかね。
実はコロナが広がる前の1月に、たまたま小祝選手と私はハワイの同じコースで合宿していたんですね。小祝選手というか、当時の彼女のコーチだった辻村コーチが教えている女子プロ達の合宿でね。筆頭格は上田桃子選手でしたけど。
それで共通の知人のセッティングで、私達と辻村グループと中華料理屋で一緒に食事することになったんですよね。小祝選手は見ての通り、超おっとりでして…えっ、今何て言ったの!?って感じで(笑)。
桃子ちゃんなんか、酔った湯原信光プロに「田村はシニアツアーの問題児でさ。日本シニアオープンでもサブグリーンからそのまま打って4打罰食らったりさ…」とか言われても、「えっ、サブグリーンからは必ず外にドロップする、ってゼネラルルールになったのは田村さんのせいなんですね!?」って、さすがの返しをするのとは対照的でして…。
さあ、小祝選手は優勝翌日の月曜日朝に、今週の全米女子オープンに向けて渡米しました。全米女子オープンに出場する他の選手達が全員、先週の試合を欠場して早めに渡米した中、かなりの強行軍に思えますが、今、米国に入国するには渡航1日前以内の陰性証明が必要なので、山梨のコースからではこうしかやりようがなかったのでしょうね。
実は私も、今月23日からの全米シニアオープンに出場する際、前週日曜までスターツシニアで戦って、そのあと羽田空港でPCR検査をして、翌月曜日の朝に渡米する予定です。
さくらちゃんは、一晩寝れば疲れも取れるでしょうけど…私は試合中も時差ボケでしょうな(笑)。
◆田村尚之(たむら・なおゆき)1964年6月24日生まれ。廿日市市出身。修道中時代に関西ジュニアで優勝。高校、大学ではいったんゴルフを離れ、東京理科大卒業後、マツダ勤務時代に再開。現在は呉市の河商に勤務する。アマ時代の主な成績は日本ミッドアマ優勝3度、日本オープンベストアマなど。倉本昌弘プロの勧めでプロ転向を決意し、13年プロテストに一発合格。シニアツアー通算2勝。173センチ、65キロ。家族は妻と2子。長女は中国放送の田村友里アナウンサー。