渋野日向子 上位進出へ覚悟 日本でリフレッシュ、心機一転メジャー2勝目目指す
「米女子ゴルフ・全米女子オープン選手権」(2日開幕、パインニードルズGC=パー71)
会場となるパインニードルズGCでメジャー2勝目を目指す渋野日向子(23)=サントリー=が8ホールを回って最終調整した。古江彩佳、2連覇を目指す笹生優花、畑岡奈紗、小祝さくら、鈴木愛らも翌日の開幕に備え、入念に練習を行った。
「あのよく分からん、土の上にイソギンチャクが生えたみたいなラフ。何あれ?ワイヤグラス?へえ~、ハリガネみたい」。渋野がびっくりした。今大会のコースはフェアウエーの横やバンカーの周りに長くて太い草が茂っているのが特徴。「無理して打つと、空振りとかしてサヨナラなんで。すぱっとアンプレアブルにするなら、した方がいい」と覚悟を決めた。
米ツアー本格参戦8戦目。2位もあるが、4月最終週に予選落ちし、日本に戻って出たブリヂストン・レディースでも決勝に進めなかった。「ちょっと気持ちも落ちている感じではある」。だが、日本で過ごしたことでリフレッシュ。「家に結構いられたんで。犬にも会えてよかった」と笑った。
今大会は賞金総額が1000万ドル(13億円)と女子ツアーで史上最高額になった。「去年のほぼ倍でしょ?UFOキャッチャー(クレーンゲーム機)行きたいですね。何取ろうかな。お菓子っすね」。まずは賞金をがっちりつかみ取る。