星野陸也 地元Vへ単独首位 朝4時起きも地の利生かした3度の朝食&仮眠

 「男子ゴルフ・BMWツアー選手権森ビル杯・第3日」(4日、宍戸ヒルズCC西C=パー71)

 前日から順延された第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われ、3打差6位から出た星野陸也(26)=興和=が1イーグル、5バーディー、1ボギーの65で通算11アンダーに伸ばし単独首位に立った。最終日に地元での大会初優勝を目指す。2打差2位に岩崎亜久竜、3打差3位に比嘉一貴がつけた。今平周吾とアマチュアの中島啓太(日体大4年)は5アンダーで8位。金谷拓実は2アンダー24位、石川遼は1オーバーで41位。

 コースは自宅から車で10分。星野が地の利を生かした。朝4時起きで6時25分から前日の残り3ホールをプレーし、一度帰宅して仮眠。「伸ばさないと上はないと感じていた」という正午からの第3ラウンドは、2番パー5でのチップインイーグルなどで六つ伸ばし、単独首位に立った。

 朝イチのスタート前と帰宅後、仮眠後と計3度の朝食でおかゆを食べた。先月下旬に全米プロと全米オープン米国最終予選に出場。移動や連戦の疲れからおなかの調子が悪く、帰国後の10日間は1度を除いて、母が作ってくれる梅干し、シャケ、卵と3種類のおかゆばかりだ。

 そのおかげか週初めには残っていた疲労も抜けつつあり、この日は「ショットがやっとまともな調子になってきた」。ピンチはしぶといパットでしのいだ。

 今季開幕前も20回ほど練習ラウンドするなど、お世話になっているコースで今季3度目の最終日最終組。「早く優勝したい」。両親や地元ファンに勝利で恩返しする。

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