“タイガーくん”にまた新星!19歳・長野泰雅が全選手中ベスト「64」で2位急浮上
「男子ゴルフ・ASO飯塚チャレンジド・第2日」(10日、麻生飯塚GC=パー72)
プロデビュー2戦目の19歳、長野泰雅(福岡地行)が全選手中のベストスコアとなる64で回り、通算12アンダーで首位まで1打差の2位に急浮上した。シード権はなく、予選会ランクも172位だが、地元出身ということもあって推薦枠で出場権を得た。池村寛世が通算13アンダーに伸ばし、前日からの首位を守った。
男子ゴルフに続々と現れるタイガーくんに、またも有望株が現れた。64をマークし2位に急浮上した長野。2016年九州シニア優勝の父・清一さん(61)をキャディーに、1イーグル、6バーディーを積み重ねた。
泰雅の名は、もちろんタイガー・ウッズから。清一さんは尾崎将司と直道から取って「将直」にしたかったが、母・珠美さんが「昭和すぎるからだめ」と却下。より世界に羽ばたけそうなタイガーの名を付けた。
高校3年だった昨年プロ転向。小田孔明が九州出身プロをまとめるチーム孔明の一員になったが、秋のQTで最終に進めず、年明け3月の宮崎合宿で師匠から「やる気があるのか」と一喝された。それで意識が変わり、直後の大分東急オープン(ツアー外)でプロ入り後初めて優勝した。
本来なら今週は下部ツアーに出るつもりだったが、スポンサー推薦で賞金総額10倍以上の今大会に出場権が回ってきた。「お金持ちになりたい」という目標へ、大きな一歩になりそうだ。