渋野日向子 イーブンパー15位発進「悪くなかった」 体調不良で首には氷嚢でもショットは好調
「米女子ゴルフ・全米女子プロ選手権・第1日」(23日、コングレッショナルCC=パー72)
渋野日向子(23)=サントリー=は3バーディー、3ボギーのイーブンパー、15位で発進した。畑岡奈紗は2バーディー、1ボギー、古江彩佳が4バーディー、3ボギーでともに71で回り、1アンダーの6位と好スタートを切った。首位とは7打差。笹生優花は72で15位、西郷真央は74で50位。田仁智(韓国)が64をマークし、8アンダーでトップに立った。
渋野は体調不良だった。小雨がぱらつく午後からのスタート。さほど暑くはなく、黒い長袖と長ズボンを着て現れたが、首には氷嚢(ひょうのう)を当てて歩いた。
それでもショットは好調で、1ホール目の10番パー3は1メートルにつけてバーディーで開始。ピンまで約1メートルに1オンさせるとファンからの歓声に笑顔で応じ、楽々とパットを決めた。
17番でも2メートルにつけて大きな拍手を浴びると、いつもの笑顔を見せた。一時は上位進出もうかがえたが、後半の4番と6番でボギーをたたき、アンダーパーで終えることはできなかった。
もっとも、パーオンできなかったのは2ホールだけ。田仁智だけが大きく伸ばしたため、首位とは8打差がついたものの、15位とまずまずの位置につけた。
関係者によると連日の暑さで疲労が蓄積しているという。大事を取ってラウンド後の取材対応は控えたが、関係者を通じて「(ショットの感覚は)悪くなかったと思う。パッティングもスライスラインが比較的よく打てていた。距離が長いので明日も長いクラブでの勝負になると思うが、しっかりパーオンできたら」とコメント。体調の詳しい状況は明らかにしていない。