渋野日向子 54位でギリギリ予選突破 体調悪化うかがえるもプレー続行

 「米女子ゴルフ・全米女子プロ選手権・第2日」(24日、コングレッショナルCC=パー72)

 渋野日向子(23)=サントリー=は体調不良でのプレーで75と崩れたが、通算3オーバーの54位で予選を通過した。15位から出た笹生優花は1イーグル、3バーディー、3ボギーの70で回り、通算2アンダーの142で14位につけた。首位と9打差。6位からスタートの畑岡奈紗は72で、1アンダーの17位に下がった。70で回った西郷真央はイーブンパーの27位。前日6位の古江彩佳は77をたたき、4オーバーで1打及ばず予選落ち。

 渋野は必死の思いで2日間を戦い抜き、1打差で決勝ラウンドに滑り込んだ。疲労蓄積を訴えた初日から状態は悪化し、ラウンド中には頭に氷嚢(ひょうのう)をあてがう姿も。スコアカードを提出するテントでは、机にもたれかかったまましばらく動かなかった。初日に続いて取材に対応する余裕もなく、やっとの足取りで車に乗り込んだ。

 序盤は快調なスタートだった。2番(パー3)でピンまで約1メートルに1オンし、難なくパットを沈めた。ここから3連続バーディーを奪い、勢いに乗るかと思われた。暗転したのは5番(パー4)。2打目をバンカーに入れて3オンできずボギーをたたくと、このホールを含めて6ボギーと一気に失速した。

 後半は笑顔が消え、明らかに体調悪化の様子がうかがえた。歩きながら頭や首周辺を冷やし、プレーを続行。メジャー第2戦、全米女子オープン選手権に続く予選落ちは気迫で免れ「4日間回りたい」と話していた第1目標は達成した。

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