松山英樹 静かなる1アンダー発進「良くもなく悪くもなく」も安定感抜群!爆発予感
「男子ゴルフ・全英オープン選手権・第1日」(14日、セントアンドルーズ・オールドコース=パー72)
150回の記念大会が開幕し、松山英樹(30)=LEXUS=が4バーディー、3ボギーの71で回り、桂川有人らと並んで1アンダーの35位につけた。首位とは7打差。アマチュアの中島啓太(日体大4年)は72の55位、比嘉一貴は73で77位、金谷拓実は74の101位、星野陸也は75の119位。今平周吾は80の152位と出遅れた。キャメロン・ヤング(米国)が64でトップ。タイガー・ウッズ(米国)は78で146位だった。
最終18番パー4はイーグルこそ逃したが、第1打を8番アイアンで1オンしバーディーで締めた。1アンダーで初日を終えた松山は「別に良くもなく悪くもなくという感じ。ミスもありながら、最低限のプレーはできたかなと思う」と穏やかに振り返った。
直前の17番パー4では、スコアを落としながらもギャラリーを沸かせた。第1打はコースに隣接するホテルを越える会心のドライバーショットでフェアウエーへ。第2打はクラブ選択に迷い、ピン手前から転がしたボールはカップをかすめてグリーン奥にこぼれ、道路上で止まった。
救済は受けられず、そのまま打つのがコースの規則。アスファルトの上からウエッジで放った第3打は土手で2度弾んでグリーンに乗り、2メートルに寄った。
8番パー3でピン横1メートルにつけてバーディーを奪うなど、ショットは高い精度を維持。パッティングもストローク自体は安定し、ラインの読みさえ合えば、という場面が何度もあった。
「もう少し何か、ハマるものがあれば」と話したように、状態としては、いつ好スコアが出てもおかしくない。松山にとって3年ぶりの全英、7年ぶりの聖地でも、安定感は相変わらずだった。