松山英樹 優勝厳しいか 12打差55位で決勝へ バーディー発進も波乗れず
「男子ゴルフ・全英オープン選手権・第2日」(15日、セントアンドルーズ・オールドコース=パー72)
松山英樹(30)=LEXUS=は3バーディー、3ボギーの72でスコアを伸ばせず、通算1アンダーの55位で決勝ラウンドに進んだ。首位と12打差。桂川有人は5アンダーで日本勢トップの18位。金谷拓実、アマチュアの中島啓太(日体大)、星野陸也、比嘉一貴、今平周吾は予選落ち。64で回ったキャメロン・スミス(オーストラリア)が通算13アンダーで単独首位。タイガー・ウッズ(米国)は通算9オーバーの148位で予選落ちした。
波に乗りきれないまま、落とし穴にはまった。13番パー4、松山の第1打がフェアウエーに三つあるうちの中央のポッドバンカーへ。2打目は左前方に出すだけで、残り約150ヤードの第3打は8メートルにしかつかずスコアを落とした。
「スタートは良かったが、なかなか思うようなプレーができなかった」
出だしは悪くなかった。1番パー4は1メートル決めてバーディー発進。3番パー4は8メートルを沈めて3アンダーに伸ばした。このまま行くかと思われたが、その後はパッティングが決まらず流れを失った。
「ショット、ショートゲーム、パットもうまくいかない中で、最後はマネジメントのミスが多かった。もったいない一日だった」
ボギーの後は日が暮れかかって気温が下がった影響か、パーだった15番パー4のフェアウエーからの第2打は狙い通りの距離が出ず、クラブを地面にたたきつけた。16番をボギー。17番も3パットで連続ボギーとした。
全英では2017年以来の決勝ラウンドに進んだが、首位とは12打差。「バーディーチャンスをつくらないとパットに集中できない。いいプレーをしてスコアを伸ばしたい」と話したが、2日間で追いつくのは至難の業だ。