小祝さくら 豪快ダンクで2位浮上 13番残り100ヤード ノーバンで放り込んだ
「女子ゴルフ・大東建託いい部屋ネット・レディース・第3日」(23日、滝のCC=パー72)
3位から出た小祝さくら(24)=ニトリ=が1イーグル、3バーディー、ボギーなしの67でスコアを五つ伸ばし、通算15アンダーで首位と2打差の2位に浮上した。最終日に5月のリゾート・トラスト・レディース以来の今季2勝目を目指す。菊地絵理香は3バーディー、ボギーなしの69で通算17アンダーに伸ばし首位を守った。68でラウンドした三ケ島かなが小祝と並び2位。5打差4位に森田遥、6打差5位に稲見萌寧がつけた。
逆転優勝への望みをつなぐ一打だった。13番パー4の小祝の第2打。残り100ヤードを50度のウエッジで放った球がノーバウンドでカップに直接入った。
打ち上げでグリーン面は見えなかったが、「『カシャーン』みたいな感じ」の音と、ギャラリーの大歓声で“ダンクショット”のイーグルを知った。入らなければ傾斜とバックスピンで手前のラフまで戻ったかもしれないといい「カップも崩れてギリギリで入った感じ。本当にラッキー」と振り返った。
1、2番の連続バーディーなど前半で三つ伸ばしたが、後半は10、12番でバーディーチャンスを決められなかった。それだけに「流れ的にも本当にいいイーグルだった」。
最終日は同じ北海道出身の先輩・菊地を追う。「絵理香さんと優勝争いができる。地元で一緒にいい位置でプレーできるのはうれしい」。喜びを感じながら「2打差は何が起こるか分からない。自分なりのいいプレーができたら」と最善を尽くす。