渋野日向子、19年大会制した全英に「違う感情がある」 当時振り返り「幼稚。恥ずかしい」

 女子ゴルフの最終戦、AIG全英女子オープンの開幕を4日に控え、英北部ガレーンのミュアフィールド・リンクスでは公式練習が行われた。19年大会覇者の渋野日向子(23)=サントリー=は3日、公式会見に臨み「やっぱりほかの試合とは違う感情ではあるかなと思います」と、大会への思いを語った。

 駐車場には自身の看板もあり「初めて日曜日にきて、駐車場に入る時に看板が手前から3番目にあるんです。下を向いているやつ。訳分からん、いつの写真?みたいな。笑けるし、この試合だけチャンピオンは駐車場があるんです。それがすごくうれしくて。それも感慨深いし、ここに初めてきて、それはすごく嬉しいなと思いました」と、笑った。

 19年大会を振り返り「年を追うごとに、日に日にやっぱり子供だったなって思いますね。やってることが幼稚というか、何にも知らなかったかなという。楽しんでるし、お菓子食べすぎだし、カメラに向かって食べるし、あんなんありえないじゃないですか。それを考えると、すごい子供だったかなと思って恥ずかしいです。何も知らないのがよかったのかなと思いますし、初めてだったので楽しむ要素しかなかった」と、頬を赤らめつつ「やっぱりあの頃のような初心に戻って楽しみたい気持ちもあるんですけど、やっぱり初心には綺麗には戻れないと思うので、今、色々やってきたことを発揮したいという思いもありますし、でもやっぱり心の底から楽しめるようにしたいとは思ってますね」と、率直に吐露した。

 日曜日から火曜日まではハーフずつコースを回り、この日はプロアマ。コースの印象を問われると「む~ずい。難しい」と、苦笑い。「やっぱり風強いですし、全部難しいですね」と語った。優勝争いについては「とりあえずこのLPGAにいる選手達ってレベルが違いすぎるので、普通に2桁いく選手もいるんじゃないかなと思う。私ではないけど」と冷静に分析。「自分との闘いでもありますし、風との戦いでもあるので、なんか割り切ってできるかなとも思うので、風とお友達になれるようにしたいです」と、見据えた。

 渋野は朴仁妃(韓国)、ジェニファー・カプチョ(米国)というメジャー優勝経験者2人と予選ラウンドを回る。

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