畑岡奈紗 ラスト2ホール連続バーディーで「69」 通算2アンダーでV争い割り込む
「女子ゴルフ・AIG全英女子オープン・第2日」(5日、ミュアフィールド・リンクス=パー71)
26位から出た初日イーブンパーの畑岡奈紗(23)=アビームコンサルティング=が4バーディー、2ボギーで回って通算2アンダーに伸ばし、優勝争いに割り込みそうな位置に上がってきた。最後2ホールを連続バーディーで上がり、69にまとめた。西村優菜は69で通算4オーバー。西郷真央が75で通算5オーバー、笹生優花は73で通算6オーバーで終えた。
悲願のメジャー制覇がかかる畑岡が、真価を発揮した。17番パー5。右ラフから残り69ヤードの第3打をウエッジで高く上げ、グリーン手前にあるマウンドの頂上に落とした。ボールはそこからゆっくりと10メートルほど転がり落ち、ピンそば30センチで止まった。ボールを確認した畑岡も思わず笑顔になるスーパーショット。続く18番も第2打を2・5メートルにつけ、連続バーディーで締めた。
特に17番は会心だったようで、「3打目はボールを止められる条件はなくて、難しいコントロールショットだった。距離感を合わせてうまく打てた」と、本人も自画自賛した。今季は優勝1回、予選落ち1回と安定感を発揮している。畑岡のメジャー無冠は、女子ゴルフ界7不思議の1つともされる。「もっと攻めのゴルフで頑張りたい」と、勢いをつけて決勝に臨む。