松山英樹 要所でキラリ34位 故障の連続からツアー復帰「すごい前進」
「米男子ゴルフ・BMW選手権・第1日」(18日、ウィルミントンCC=パー71)
前週を首痛で欠場した松山英樹(30)=LEXUS=は4バーディー、3ボギーの70で回り、1アンダーで首位と6打差の34位につけた。キーガン・ブラッドリー(米国)が64をマークして7アンダーでトップ。1打差の2位にアダム・スコット(オーストラリア)が続いた。今大会は年間ポイント70位まで(出場68人)で争われ、予選落ちはない。松山は現在ポイント15位で、大会後の上位30人が最終戦のツアー選手権(25日開幕)に進む。
4週前は左手首の痛みで途中棄権し、前週は首痛で欠場した松山。故障の連続からツアーに復帰して18ホールを終え「プレーできたというのは、すごい前進」と喜んだ。
「なくなることはない」という痛みを抱えたままのプレー。左腕にテーピングを施し、ラウンド中にしばしば首や肩を回す場面が見受けられた。出だしの1番でドライバーショットを右に曲げてラフ。しかし、木越えの第2打を5メートルにつけバーディー発進と、要所でショットが光った。
前週に欠場を決めるとすぐに日本へ帰国。治療して今大会に間に合わせた。「一回もいいショットはなかった」と言いながらも70にまとめたことに「今までの経験が生きているのかなとも思う」と前向きに捉えた。
今季は2勝を挙げ現在ポイントランキング15位。次週の最終戦、ツアー選手権に9年連続で出場できることが確定している。「これくらいなら72ホールできると思う」とまずは今大会の“完走”を目指す。