勝みなみ 通算8アンダー3位浮上 突風から残り5H3ボギーも首位と3打差
「女子ゴルフ・CATレディース・第2日」(20日、大箱根CC=パー72)
1打差4位から出た勝みなみ(24)=明治安田生命=が6バーディー、3ボギーの69でスコアを三つ伸ばし、通算8アンダーとして3位に浮上した。首位との3打差を追い、最終日に逆転での今季2勝目を狙う。同じく4位から出た岩井千怜が8バーディー、2ボギーの66で通算11アンダーとして単独首位。前週のNEC軽井沢72を制し、史上3人目のツアー初Vからの2週連続優勝を狙う。2打差2位に若林舞衣子、4打差4位に原英莉花。
突然の風に、それまでの流れまでも吹き飛ばされた。14番パー4の残り118ヤードの第2打。58度のウエッジで放った勝のショットは直接、グリーン奥へ外れた。「打って、風めっちゃ吹いてると思ったときにはもう遅かった。ボールが伸びてるな、お願い早く落ちてくれという感じだった」。アプローチも寄らず、今大会初のボギーをたたいた。
風が吹いたのはアドレスして打つ準備ができた後。集中し過ぎて気づかなかった。「そこからショットもパットもかみ合わなくなった」。15番は3パットで連続ボギー。16番はバーディーとしたが、17番も3パットのボギーとした。
最終18番もバーディーパットが「完璧に打ったのが外れて」というパー。「3オーバー、4オーバーを打ってる気分。14、15、17、18番は納得がいっていない」と荒れる胸の内を明かした。
前半は5バーディー。6番パー4は114ヤードの第2打を「2センチくらい?1センチ」につけた。2打目をグリーン奥に外した8番パー4も、絶妙のアプローチで10センチにつけパーセーブ。それが後半は…。
「とりあえず明日、出てる選手の中で自分が一番いいプレーをしたら優勝は近づく。作戦を練って、そこに集中して頑張りたい」。やるべきことに徹すれば、3打差は逆転可能だ。