松山英樹 35位も首痛耐え切り安堵 9年連続の最終戦へ「全然、戦える」
「米男子ゴルフ・BMW選手権・最終日」(21日、ウィルミントンCC=パー71)
首痛をおして出場した松山英樹(30)=レクサス=は74と崩れ、通算2アンダーの35位に終わった。ポイントランク上位30人だけが進める次週の最終戦・ツアー選手権(ジョージア州)には、17位で進出が決まった。9年連続の最終戦出場は、現在参戦している選手では最多。パトリック・カントレー(米国)が通算14アンダーにし、前日からの首位を守って大会連覇、ツアー8勝目を挙げた。
松山は上位進出がならなかったが、プレー後は笑顔だった。12番パー5では池に2度入れ、さらに1メートルを3パットして9にした。それでも激しい首の痛みでこのところ途中棄権や欠場が続き、今大会は恐る恐るとはいえ4日間プレー。乗り切ったことに対する安堵(あんど)感を漂わせた。
12番は「集中力が切れているというのか、体力不足なのか。ああいうのをボギー以内で収めていかないと」と、首痛が原因ではないことを説明。最終戦に向けては「これくらいできたら、全然、戦える」と前を向いた。
最終戦はポイントランクに応じて事前にスコアのアドバンテージが与えられる仕組みで行われる。松山は1位のスコッティ・シェフラー(米国)に8打差つけられた状態からスタートする。